「俺なぁ、結婚していて、離婚されなくて良かったと思う。」
「もし、結婚していなかったら、父親がなくなったら俺ひとりになってるんやな。」
としみじみ、従兄弟が言う。
従兄弟と言っても、私と3つ違いの63才。
親戚で両親世代の最後の叔父が亡くなった。
お見合いのご紹介の後、何年ぶりかで、生まれた奈良県に。
「ポッポのにい」と子どもの頃からこの年になっても、叔父をそう呼んでいた。
叔父は元国鉄に勤めていたからかもしれない(笑)
従兄弟が言った言葉は、一人っ子だったから。
従兄弟が生まれてから私が幼稚園の最年長になるまで一緒に育った。
叔父夫婦は、共働き夫婦で叔母は元電電公社に定年まで勤め上げたキャリアウーマン。
従兄弟が結婚後は、叔父夫婦と同居でいろいろあったみたいかな。
従兄弟は中学の教師を定年後は、両親の介護に明け暮れていた。
しっかりしていると思っていたが、今日初めて弱音を吐いた。
何かからのしがらみが取れたみたいに。
ひとしきり、今までの同居からの悩みや奥さんも交えての話しをした。
従兄弟の言葉が【実感】として、心にしみた夜でした(´;ω;`)
やっぱり「ひとりよりふたり」やな・・・