「日高さん~お元気ですか?わ、私のこと覚えておられますかー」と震えるような声
ず~っとお世話させていただいていたお母様から電話がありました。
関西以外で仕事をしている息子さんなので、大阪で活動がうまく行かなくて勤務地で同じような仲人さんにお母様がお世話をお願いして、一人目のお見合いで結婚が決まりました。
3ヶ月前の出来事です。
当時私のほうにもご紹介する人が入会されたので、いいご縁になると思われていたけど、彼がその彼女に(一人目のお見合い)一目ぼれ状態だったため、私のところとはお見合いすら出来ませんでした。
お母様は息子さんが結婚できないのがストレスで、体調も崩しながらも成婚までこぎつけたのです!
私のところでお世話にならなかったことに恐縮しながらですが、結婚式までには何度も連絡がありました。
その話を聞きながら私は「本当にこの結婚は大丈夫なのかな!?」と内心不安がありました。
その不安が的中してしまいました。
「日高さん!こんなことでお電話するのはとてもご迷惑なのはわかっているのですが...お電話してしまいました。息子のことですが、結婚生活がうまく行っていません。日高さんに話をしても仕方がないのですが...」と何度も申し訳ないと繰り返しながら話し始めました。
要約すると、一番の問題点は「性格の不一致」!?の格抜きの不一致です。まだ大人の関係になれてないそうです。
婚前旅行にも行き、3ヶ月も経ったのにもかかわらずですが、不思議なことだと思います。
お母様の言い分だけなので、どちらに原因があるかは判断できないですが、仲人としてこんなことはこれからは少なからず、出てくる問題かもしれないなぁと不安です。
いまどきの若い男女は、そういうことはスポーツ感覚と言われているけれど、水面下ではない話ではないのです。
私はお母様に、彼が選んだお嫁さんやから、自分で始末をつけるようにしたほうが、またお母様がいろいろアドバイスしないほうがいいのではないですか?といいましたが...。
ただそんな微妙な話を父親を通じてにしても、母親がそこまで入り込むことなのかな!?
私は娘しか授からなかったから、経験がないのでわからないけど。
お母様いわく、もっとお付き合いをしてきっちりと向かい合わなかった結果で、お嫁さんのお母様がたいそう気に入られて、息子の仕事が忙しいことにかこつけて、挙式まで仕切られて、追い込まれたことも原因かもしれないそうです。
彼にしたら、結婚することが最終目的になっていたのでしょうか!?
結婚してしまえば、母親を安心させることも出来るし、何とかやっていけるかもしれないと思っていたのかもしれませんね!
その何とかやって行けなくなった、最初の彼女に一目ぼれしたことが、まさか嘘のように消えていった自分の気持ちまで計算に入ってなかったかな!?
結婚は出発点ですよ~~
そのためにもお見合いから、人とのかかわりあい方を経験していってほしいものです。
彼には最初の気持ちを思い出して修復してほしいと願うばかりです