【帰路 ◯◯へ】
帰りの車内、なんとなくお互いのより一層踏み込んだ話をしながらも
時折、笑いも交えて高速を走る。
いつからか私は「if」は嫌いになっていた。
それが、彼女といると「if」の会話を好んでしている自分に驚いた。
私にとって彼女はやはり特別な存在やとその時、改めて知った。
不思議と自分の運転で隣で安心して寝てくれていることにこの上ない幸福感を感じて
◯◯駅まで約40分、このまま寝かせて到着しよう!
よく、助手席で寝られるのを嫌がる男は多いと聞くが、私はまったく逆。
眠れるほど安心してもらえているとうれしく思う。
駅に近づくにつれて、寂しさも増す。
時間は22時20分、駅に到着する少し前に彼女も起きた。
無事に彼女を送り届け、23日に会うことを楽しみに分かれた。
【帰路 戸惑い】
いつもなら、送った後にすぐに仲人さんにその日の報告をする。
しかし、その日は出来なかった。
自分の中に戸惑いが生まれていた。
(すべてが自分の独りよがりな思い込みなんやないやろうか?)
(押し付けになってるんやないやろうか?)
(良かれと思ってる事が、彼女の苦痛なんやないやろうか?)
ただ、何も考えないように無心で車を走らせ、帰宅して彼女にメールを送って
不安を消し去るように就寝した。
好きな人と向き合えば向き合うほど人は不安になりやすい。
彼女の気持ちがわからない分、自問自答するしかない(^_^;)
もっともっと不安が書いてあったけど。。。
この葛藤がいい結果に結びついたんです(*^_^*)